データセンタースタッフの高齢化が懸念されている
アメリカでは、様々な事情からデータセンタースタッフの高齢化が進んでいるようです。
ある調査によると、20年以上の経験者が全体の50%を超えているとの報告もあります。
こういった話は “対岸の火事” ではなく、日本もにおいても同じような状況だと言えるので、注視していくべきことです。
若手スタッフと女性スタッフが極端に少ない
この業種に限った話ではないかもしれないが、データセンタースタッフは、若手が特に少ないらしい。ある調査によると、5年未満の経験者が、 約5% しかいないらしい。今後どうするつもりなのかなと心配になってしまいます。
多くの場合、若手の数%は離職/転職などで辞めることが多いです。その点を考慮すると、残るの本当のごく僅かであり、今後5~10年スパンで考えると、既に危険な状況なのでは?と思ってしまいます。
また、女性スタッフも極端に少ないようです。夜間勤務や時短勤務の必要性など考慮するとまぁ少ないのはしょうがないことなのかなと個人的には思います。
考えられる理由
概ね下記のような理由から若手が少なくなってきているのだと思います。
- データセンターへの投資が削減されてきている
- 効率よく業務を回せるようにするため効率化が進められてきている
- 効率化の結果として一定数のスタッフが削られる(効率化で少人数で対応可能)
出来れば初期コストが少なくて、即戦力になる人材が欲しい。(どこでも言えることですが。。。)。結果として「経験値が高い人 ≒ 年齢が高い人」という構図が出来上がっているのでは?と思います。
まとめ
日本にでのデータが見つけられなかったので断言はできませんが、日本においても基本的に状況は同じな気がします。どうにかして改善しないとダメだとは思うんですが、簡単にはいかないですよね。
別に経営者でも何でもないので、個人でそんなことを考えていてもあまり意味はないですが。。。
下記参考にもありますが、日本の給与体系は必ずしも有能な人の方が給与が高いわけではなく、年功序列かつ役職持ちの人が高いの常(つね)です。こういった背景からも若手人材のモチベーションを上げる仕組みづくりも、もしかしたら重要になってくるかも知れないのかなと思っているところです。
・参考:IT部門の高齢化
簡単な話、データセンタースタッフが楽で給料も良いとなったら、みんな飛びつくんですがね。
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